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「アイドル映画30年史」から、「スケバン刑事」の記事の3~4ページ目です。
ナンノ版で制作された映画「スケバン刑事」は大ヒットし、
その後、ナンノ主演のお正月映画・お盆映画が作られ、東映の顔になりました。
奇しくもテレビドラマ「スケバン刑事」一作目主演の斉藤由貴が、
この時期に、東宝の顔となって(東宝芸能所属なので)、主演映画を続けて作っています。
ナンノ版以外に、浅香唯版の映画「スケバン刑事・風間三姉妹の逆襲」も見て、
両方ともDVDを持っていますが、ナンノ版は迫力が違います。
この記事に書いてあるような、火薬の大量使用による大爆発シーンは映画ならでは。
ナンノが、従来の4倍の重さと16倍の破壊力を持つ超密度合金製ヨーヨーを駆使しすぎて、
肩を痛めて血が流れ出し、それを我慢しながら戦う悲痛な表情が、特に印象的です。
後に浅香唯が、「南野さんはアクションが苦手で、そのしわ寄せが私に来た。」と
ナンノ本人の前で大胆発言をしていましたが、映画版を見る限り、
アクションシーンでも、ナンノ版の方が勝っていました。
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