深野晴美４

関東大震災から今年は１００年です。震災後、当時は朝鮮人が「井戸に毒を入れた」などのデマがとびかい、
自警団によって惨殺されるという痛ましい事件がありましたが、犠牲者の中には言葉を出せない聾唖者ですとか、
方言を話す日本人も含まれていたそうです。自分たちと違う異物を排除するという集団心理が暴走したのですね。
1923年9月1日というのは台風一過と火災に起因し、東京は幻の最高気温46.3度を記録したらしいです。
明治期に来日した欧米人の記録によれば、当時の日本人は男女混浴は当たり前、暑ければ半裸でそのおおらかさ
に驚かされたらしいです、もし深野晴美が当時避難所にいたらどうなっていたでしょうか。折からの暑さで
上半身は裸でしょう。スリムな肉体に不釣り合いな巨大ミルクタンク、何かあれば二言目には「よくわかんなーい」
即刻異分子として彼女は自警団の日本刀で切り刻まれ井戸に放り込まれ、その井戸は彼女のミルクと血潮で
ピンク色に染まったことでしょう。

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